DX過疎化対策

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高齢者向けスマホ使い方教室

2023年2月

~高齢者向けスマホ使い方教室から初の講師誕生~

フォーバルは、デジタル技術を活用して地域課題の解決や新たな価値の創造を図る官民連携フォーラムに2021年に採択され、岩国市の「道の駅 ピュアラインにしき」を運営する株式会社ピュアラインにしき、社会福祉法人岩国市社会福祉協議会との3者で「道の駅」を拠点とした中山間地域の生活利便性向上への取り組みを現在も実施しています。

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その中の取り組みの一つで2021年12月から実施している「高齢者向けスマホ使い方教室」にご参加いただいた住民の中から講師が誕生しました。

■「生徒」から「講師」になるまで

当「高齢者向けスマホ使い方教室」(以下:スマホ教室)は全6回のカリキュラムで構成され、全カリキュラムの受講を終了した生徒には卒業証書を授与しています。このスマホ教室を卒業した方の中の希望者には、講師になる特別講座を実施します。

これまでは受講する側だったカリキュラムを、今度は教えられるようになるためのノウハウ、講師としての立ち振る舞いなどを特別講座で身につけていただき、講師として十分なスキルを身につけたと判断した方には当スマホ教室の講師として認定します。

■初の「講師」誕生

この度卒業生の三分一 多恵子さんが、特別講座を経て当スマホ教室の初講師として認定されました。

三分一さんは当スマホ教室の「生徒」になる前は実はスマートフォンを持っていませんでした。しかし、当スマホ教室を受講していいただくに連れてスマートフォンの利便性や使用することの楽しみを感じていただきスマートフォンを日常的に使いたいと思い、ご自身で購入されました。そして、さらにはその体験を人に教えたいと思い、最終的に「講師」となりました。

2023年2月には三分一さんが講師を担当するスマホ教室が初めて開催されました。地元の方3名が生徒として受講され、参加者からは「大変分かりやすくて良かった」、「自分と同じ年代の人が使いこなしているので、自分自身ももっとスマホを使ってみたくなった」など感想をいただきご好評でした。


山口県岩国市の中山間地域では商店がなくなるなど、高齢者にとって買い物が不便となっているほか、独居者も増えお互いのつながりも少なくなっています。

そこでフォーバルは地元企業・協議会と連携して地元高齢者の生活支援および見守りを強化する為に、高齢者向けデジタル教育・支援体制を推進しています。 このような活動により自ら積極的にデジタルを学び、生活の利便性向上と更に仲間の教育を手助けする講師も誕生し、地域でのデジタルの輪が広がっています。