不動産業を手掛けるFJネクストホールディングスは、「Z世代一人暮らしの生活事情」に関する調査を実施しました。そのなかで、買い物時の支払い方法について公開されており、若い世代の約8割がキャッシュレスを利用していることがわかっています。
今回は、この調査結果の内容を紹介するとともに、キャッシュレスの今後について触れていきます。
Z世代が最も使用する支払い方法は「クレジットカード」
FJネクストホールディングスが実施した調査は、2月17日~20日にかけて首都圏で一人暮らしをしている18~26歳の男女を対象にインターネット上で調査されたものです。有効回答数は400人となっており、買い物時の支払い方法については次のような結果となりました。
- 1位:クレジットカード(全体:55.3%、男性:58.5%、女性:52.0%)
- 2位:モバイル決済(全体:24.0%、男性:23.0%、女性:25.0%)
- 3位:現金(全体:14.8%、男性:12.5%、女性:17.0%)
- 4位:交通系電子マネー(全体:5.3%、男性5.5%、女性:5.0%)
- 5位:プリペイドカード(全体:0.3%、男性:0.5%、女性:0.0%)
- その他(全体:0.5%、男性:0.0%、女性:1.0%)
1位と2位のクレジットカードとモバイル決済を合わせると、キャッシュレス決済の割合は約8割となり、若い世代のほとんどがキャッシュレスを利用していることがわかります。
1ヵ月あたりの平均的な金額
1ヵ月あたりの平均的な金額として、次の4項目について聞いたところ次のような結果となりました。
- 食費:22,070円
- ゲームへの課金:7,797円
- 電話代、ネット通信などの通信費:7,428円
- 映画や音楽などのサブスク:2,701円
食費が最もお金がかけられている点は当然といえますが、次いで「ゲームへの課金」が挙げられている点に注目です。電話やネット通信費などの固定費よりも多くかけられており、ゲームが若い世代にとっては生活になくてはならないものになっていると考えられるでしょう。
将来を見据えてキャッシュレスへの対応が求められる
今回の調査は18歳~26歳を対象にしたものですが、以降の年齢の人々もキャッシュレスを利用している人は大勢います。10年後は現在のZ世代が市場で最もお金を使う世代となり、キャッシュレス決済が当たり前のものとして利用されることでしょう。
現時点でもキャッシュレス決済は、その利便性の高さから多くの人に求められていますが、今後はより重要性が増すと考えられます。将来を見据え、企業や店舗は早い段階でキャッシュレスへの対応が求められます。