茨城県つくば市に本社を置く株式会社カスミは、同社が運営する移動スーパーの運行地域として、4月25日から茨城県かすみがうら市での運行を開始することを発表しました。カスミの移動スーパーは、住民のよりよい買い物体験を実現する官民連携サービスとして運用されています。
今回は、カスミの移動スーパーの概要から運行拡大地域の詳細まで見ていきましょう。
カスミの移動スーパーの概要
カスミの移動スーパーは、おにぎりや弁当・野菜・魚・肉などの生鮮食品や、牛乳・パンなど購買頻度の高い生活必需品の約650品目を搭載しています。移動スーパーには軽車両を使用し、利用者は車両に乗り込まずに買い物ができるため、足腰の弱い人にも優しい移動スーパーとなっています。
移動スーパーは茨城県を中心に、千葉県・埼玉県・栃木県でも運行されており、おもに月曜日から金曜日の間で定められた場所を巡回して販売する仕組みです。(地域により異なる)
4月25日から茨城県かすみがうら市で運行開始
4月25日からは、茨城県かすみがうら市の協力のもとで選定した45箇所を1日8~10箇所を巡回します。
拠点店舗はカスミ千代田店となり、営業曜日は月曜日から金曜日の週5日間です。販売商品は次のものを含む約650品目となっています。
・野菜、魚、肉などの生鮮食品
・豆腐、牛乳、パンなどの日配品
・調味料、歌詞などの加工食品
・おにぎり
・弁当
・日用品
など
官民連携サービスとしてエリアを拡大
移動スーパーを運営するカスミは、今回の運行開始に当たり安全な道路環境の確保を目的とした「見守り活動への協力に関する協定」を3月10日にかすみがうら市と締結しました。この協定では、移動販売による買い物支援を通じて、地域の人の見守りや道路の陥没、通行の妨げとなる障害物などを発見した場合の情報提供などを行なうこととなっています。
カスミは移動スーパーを通じて、多くの市・町の自治体と連携してサービスを展開しており、各地域に住む人々の買い物を身近で便利にしてきました。消費者にとって便利なサービスを実現するための官民連携サービスとして、今後も運行地域が広がることが予想されます。