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食品流通のDXを実現するIoT-冷凍冷蔵庫の集中制御を実現するフクシマガリレイの「AURO」

広報部

2022.01.20

2021年12月10日に、フクシマガリレイは冷凍冷蔵ショーケースや冷凍庫の集中制御を行なうホストコントローラー「AURO」を発表しました。スーパーマーケットをはじめ、ドラッグストアや食品工場などのDXを推進するための機器として注目されています。

今回は、AUROの概要を紹介しつつ、IoTによってもたらされるDX推進について触れていきましょう。

冷蔵庫の集中制御を実現する「AURO」

AUROはスーパーマーケットなどの店舗におけるショーケースや冷蔵庫・冷凍庫などを集中制御するためのホストコントローラーです。SIMカードを標準装備しており、遠隔管理サービスへの接続を簡単に行なえ、スマート判断ロジックによって日々の運転チェックをし、機器の異常を早期に発見することで故障を未然に防止できます。

冷蔵・冷凍庫内の庫内温度や機器の状態を管理して運転情報を収集し、異常発生時には警報の発令だけでなく、運転情報から異常をいち早く検知して未然に防ぐためのスマート診断を実施します。

機器の故障を未然に防ぐことで食品の鮮度保持だけでなく、食品ロスの削減にも効果が期待できるでしょう。

「直す」から「止めない」にスタイルチェンジするためのキーデバイス

AUROは「直す」から「止めない」にスタイルチェンジするためのキーデバイスとされています。

故障してから直す場合には、対応に時間がかかるほど庫内の食品に影響が及び、対応そのものにもコストがかかるものです。全体を管理し、止めないことを前提とする考え方の変化は、DXによる環境や戦略の変化に通じるといえるでしょう。

それぞれが独立した機器では集中管理は実現できませんが、それを可能とするものがIoTです。

IoTの活用によるDX

AUROはSIMカードを標準装備しているため、既存の機器を簡単にネットワークに接続することが可能です。あらゆるモノがネットワークにつながることで、これまで実現できなかったさまざまなサービスが実現しています。

AUROが実現するような冷蔵・冷凍庫の集中管理は、IoTだからこそ実現できるものです。近年では、はじめからネットワークへの接続が可能な機器も多く登場していますが、既存の機器をネットワークにつなぐためのIoT機器も多く登場しています。

AUROはその最たる例の一つであり、今後も同様の製品は多く登場するでしょう。

〈参照〉フクシマガリレイ/冷凍冷蔵庫を集中制御する「AURO」食品流通のDXに貢献

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