イオンマーケットは2021年12月1日に、東京都3区内のピーコックストア5店舗で「クラシルデリバリー」を正式に開始しました。クラシルデリバリーはグロサリーデリバリーサービスであり、近年加速するデリバリーサービスをより拡大する可能性があります。
今回は、クラシルデリバリーについて見ていきましょう。
生鮮食品・日用品も対応可能なグロサリーデリバリー
クラシルデリバリーは、レシピ動画サービス「kurashiru」を運営するdelyが提供するグロサリーデリバリーサービスです。グロサリーデリバリーとは、食品や飲料・日用品などをオンデマンドで配送するサービス。
クラシルデリバリーでは、Webやモバイルアプリで注文するとパーソナルショッパーが指定のスーパーで注文の商品をピックアップし、最短30分で配送します。パーソナルショッパーは注文1件ごとに対応するため、配達タイミングや受け取り方法が柔軟で、購入したい商品についても直接コミュニケーションを取りながら依頼できます。
現在は東京3区内(港区・渋谷区・中央区、一部区域を除く)が配送エリアとなっており、ピーコックストア5店舗から商品をピックアップして配送する仕組みです。
ネットスーパーとの違い
スーパーでの買い物をオンラインで完結するという点では、ネットスーパーと似たようなものといえるでしょう。
しかし、クラシルデリバリーはパーソナルショッパーが実際に店頭で購入し、配達するところまでを行なうため、柔軟で素早い買い物が実現できます。また、専用の配達アプリによって状況を随時更新するため、注文後も状況を確認可能です。
ネットスーパーよりも柔軟で便利なサービスとして、クラシルデリバリーのようなグロサリーデリバリーサービスは今後拡大する可能性があります。
加速するオンラインとオフラインの融合
新型コロナウイルスの影響により、デリバリーサービスは一気に普及しました。以前からピザなどのデリバリーは存在していましたが、モバイルアプリの普及やデリバリーサービスの登場で消費者としては選択肢が非常に増えました。
従来はオンラインに対応していなかったサービスがオンラインに対応し、多くの消費者が利用しています。今後もこの流れは続くことが予想され、オンラインとオフラインの融合は加速しているといえるでしょう。
飲食・小売関わらず、提供するサービスをオンライン化することは、これからの時代に必須のものとなってきています。