TREND NEWS

流通・小売業の最新情報を発信しています

業界初の非接触POSの導入など、新デジタル技術サービスの実証実験を開始(ENEOS)

広報部

2021.09.02

2021年7月16日に、ENEOSはサービスステーションでの新デジタル技術サービスの実証実験を開始したことを発表しました。今回の実証実験では、業界初となる非接触POSの導入やリモート接客、デジタルサイネージを活用します。

今回は、ENEOSが実施する実証実験の概要について見ていきましょう。

ENEOSの実証実験の目的

ENEOSは2040年グループ長期ビジョンにおいて、エネルギー供給に加えモビリティ及び生活に関連するサービスをトータルで提供するENEOSプラットフォームの構築を目指しています。

今回の実証実験では、新型コロナウイルスの影響による「非接触」や「非対面」のニーズに応えることに加え、恒常的な人手不足という運営店のニーズへ対応することが目的です。

実証実験を通して各デジタル技術サービスの有効性や操作性、耐久性を検証します。

非接触POSをはじめとする新デジタル技術サービス

今回の実証実験で用いられるデジタル技術サービスは次の3点です。

  • 非接触POS
  • リモート接客
  • デジタルサイネージ

非接触POSは赤外線センサーなどを利用し、画面に触ることなく操作が行える端末を実現します。「空中ディスプレイ+赤外線センサー一体型」と「赤外線センサー後付外接端末」の2パターンが用意されており、既存のPOS端末でも非接触POSが実現可能です。

空中ディスプレイには空中にバーチャルPOS画面を映し出し、赤外線センサーと組み合わせることで操作を可能とします。赤外線センサーを後付けするタイプは画面上部に赤外線センサーを設置することで、操作画面から数cm離れたところから操作可能です。

また、リモート接客では顧客がエネオスカードやENEOS電気の入会申込などの際に店舗スタッフの代わりにリモートスタッフが対応することで店舗の省力化を実現。

デジタルサイネージは店舗内入り口付近の窓際に設置し、一般的な告知物や告知コンテンツを表示します。ポスターや看板などの廃棄物削減と交換作業の手間を省き、より効率的で効果的な告知を目指します。加えて、LEDパネルにスリットが入っているため、室内からでも外側が見られるようになっている点が特徴です。

2021年9月末までDr.Driveセルフ荻窪店で実施される予定

今回の実証実験の実証期間は2021年9月末までとなっており、東京都杉並区の「Dr. Driveセルフ荻窪店」で実施されます。

非接触POSの空中ディスプレイなどは、一昔前から思い描かれていた近未来の一端に触れることができるものといえるでしょう。機会があれば実際に試してみてはいかがでしょうか。

〈参照〉ENEOS 非接触POSなどSSで新サービス実証開始/日刊ケミカルニュース

PAGE TOP