近畿・関東地方でスーパーマーケットチェーン「ライフ」を展開するライフコーポレーションは、同社の専用アプリであるライフアプリのバージョンアップを7月2日に発表しました。今回のバージョンアップによって、セルフレジでの会計時でもライフアプリのクーポンを利用できるようになっています。
今回は、ライフアプリの概要やアップデートの背景について推察します。
ライフアプリとは？
ライフアプリはライフでお買い物をするための便利な機能・情報をまとめたお得なアプリ。アプリを通してお得なクーポンの配信や店舗の新着チラシの閲覧、ポイントカード機能やLaCuCa電子マネー決済に利用できます。
ライフを利用する顧客にとって、より便利でお得な買い物を実現するためのツールとして利用でき、顧客の囲い込みにも大いに役立てられているアプリと言えるでしょう。
セルフレジでもライフアプリのクーポンが利用可能になった
ライフアプリでは毎日1回お得なクーポンが貰えますが、従来は取得したクーポンは有人レジでしか利用できませんでした。有人レジで従業員にクーポンを提示することで利用していましたが、今回のアップデートによってセルフレジでもアプリのクーポンバーコードをスキャンして利用できるようになっています。
利用方法も簡単で、セルフレジの「値引きクーポンスキャン画面」に移行し、ライフアプリでは「予約したクーポンをレジで見せる」をタップすることでバーコードが表示されるため、このバーコードをセルフレジでスキャンするだけです。
この機能は非接触ニーズへの対応説いて有効であり、従業員と対面することなくお得に買い物を完結できる手段となっています。
非接触ニーズは利便性ニーズに移行する可能性
新型コロナウイルスの流行拡大によって、他者との接触を避ける「非接触ニーズ」が高まっています。飲食店におけるテイクアウトやデリバリーの需要が急速に増えたことも、非接触ニーズの高まりによると言えるでしょう。
しかし、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み始めたいま、非接触ニーズは徐々に減ることが予想されます。そんななかでも、今回のライフアプリのアップデートのような対応は必要となるでしょう。
非接触ニーズへの対応は利便性の向上につながっています。飲食店におけるテイクアウトやデリバリーも非接触ニーズの高まりが端を発したと見られますが、利便性の点から見ても今後も需要は高いことが予想されます。
新型コロナウイルスの収束に向けて非接触ニーズは利便性ニーズへと移行すると言えるでしょう。
