家具やインテリア用品の小売業大手であるニトリは、同社が開発・提供するニトリアプリの利用者が1000万人を突破したことを6月24日に発表しました。さらに5月27日からはアプリの新機能として「コーディネートページ」が実装されるなど、より一層使い勝手の良いアプリに進化しています。
今回は、ニトリアプリの概要から新機能実装における効果について見ていきましょう。
利用者が1000万人を突破したニトリアプリ
6月24日に利用者が1000万人を突破したニトリアプリは、会員証として使用できるほか、店舗検索や店舗詳細情報、新着ニュースなどの各種情報照会が行えます。加えて、ニトリのネットショップへのアクセスも可能であり、ニトリ愛用者にとって非常に使い勝手の良いアプリとなっています。
近年では、日本人の多くがスマートフォンを保有しており、スマートフォンのアプリを通じて企業やブランドの情報を発信したり、商品の提案や販促活動に利用したりすることが有効です。ニトリアプリもユーザーにとって有益な情報を提供することで、ニトリ製品の販促活動に一役買っていると言えるでしょう。
新機能として「コーディネートページ」が追加
ニトリでは、価格や機能だけでなく色や柄、スタイルなどによってより快適な住まいを作る「暮らしのコーディネート」の提案に力を入れています。自分らしい部屋のコーディネートが楽しめるように、5月27日からニトリアプリに「コーディネートページ」が実装されました。
コーディネートページでは、ニトリが提案する暮らしのコーディネートを実際の部屋のコーディネート画像で確認可能です。コーディネートページを開くと様々な画像が表示され、好みの画像を選択することでコーディネートのコンセプトや、実際に使用されている商品の一覧が表示されます。
商品が使用された部屋のイメージ画像を通して、自身の好みのスタイルや商品の組み合わせがわかるようになり、理想の部屋のイメージが掴めるようになっています。
提案と購入をスムーズに行える仕組み
コーディネートページで表示される商品はお気に入り登録ができ、そのままアプリでまとめて購入可能です。商品だけでは理想とする部屋のイメージが掴みづらい方にとっても、用意された参考スタイル画像をもとに理想とする商品を探し出すことができます。
さらに、それらの商品をまとめてお気に入り登録できるため、提案から購入までのスムーズな導線が作られていると言えるでしょう。ニトリアプリはアプリを通して、顧客一人ひとりに合わせた提案と購入までの利便性を両立させており、自社アプリやECサイトを作成する上でも是非参考にしたい事例の一つです。