TREND NEWS

流通・小売業の最新情報を発信しています

餃子の王将、テイクアウト&デリバリー専門店「Joy Naho」オープン

広報部

2021.07.15

餃子の王将を運営する王将フードサービスは、6月25日に新業態となるテイクアウト&デリバリー専門店「餃子の王将 Joy Naho池尻大橋店」をオープンすることを発表しました。コロナ禍で変化する消費者の生活様式に対応したものであり、今後の展開が期待されます。

今回は、餃子の王将 Joy Nahoの概要と併せて、テイクアウト・デリバリーの今後について見ていきましょう。

テイクアウト&デリバリー専門店「Joy Naho」とは

餃子の王将は初のテイクアウト&デリバリー専門店として「Joy Naho(ジョイ・ナーホ)」を東京世田谷区にオープンしました。店名の由来はJoy(喜び、嬉しさ)に持ち帰りを意味する王将用語であるNahoを組み合わせたもの。

テイクアウトは店頭注文、電話注文に加え、EPARKによる事前予約注文にも対応しています。電子レンジ対応容器を用いた豊富なメニューラインナップがあるため、さまざまなシーンで活用可能です。東京都世田谷区の池尻大橋ビル1階に店を構え、通勤・通学などの道すがら立ち寄れる店舗となっています。

また、デリバリーは出前館、Uber Eats、menuの3つのプラットフォームから利用可能です。

コロナ禍で変化する消費者の生活様式への対応

餃子の王将では創業時からテイクアウト事業を行っていましたが、2017年11月からはデリバリーサービスを開始し、現在も導入店舗を拡大しています。そんななかで、よりこれらの中食事業に注力するためにJoy Nahoの新規オープンにつながったと考えられるでしょう。

新型コロナウイルスの流行によって、消費者は外食の機会は減った一方で出来合い品を購入して自宅で食べる中食(なかしょく)の機会が増えています。そのため、デリバリーやテイクアウトの需要が高まっており、消費者の新しい生活様式として定着しつつあるのです。

テイクアウトやデリバリーに対応する飲食店は非常に増えてきており、Joy Nahoのようにテイクアウト専門店の事例としては、回転寿司のスシローが展開する「スシロー To Go」の存在が挙げられます。

今後も同様にデリバリー・テイクアウトの専門店は増える可能性が考えられます。

テイクアウト・デリバリーの今後

新型コロナウイルスのワクチンが手に入るようになり、コロナ騒動は収束が見えつつありますが、テイクアウトやデリバリーは今後も大きく需要が落ちることはないでしょう。

昨今のテイクアウト・デリバリーの利用は、すでに消費者にとって生活の一部として定着しているといえます。自由に外食ができるようになれば、今ほどの需要はなくなるかもしれませんが、利便性の高いテイクアウト・デリバリーの需要はコロナ以前に戻ることは無いと考えられます。

反対に、消費者にとってテイクアウト・デリバリーに対応していない飲食店はそれだけで評価を落とすことにつながりかねません。テイクアウト・デリバリーの利用が生活様式として組み込まれた今、飲食店にとってそれらへの対応は義務とも言えるのではないでしょうか。

〈参照〉餃子の王将/池尻大橋にテイクアウト&デリバリー専門店「Joy Naho」/流通ニュース

PAGE TOP