GoogleはPixelシリーズやFitbit、スマートホーム製品などを体験し、購入できる初の実店舗として「Google Store」をオープンしました。Googleではこれまでに期間限定でポップアップストアを多数解説してきましたが、常設店舗は初めての試みとなります。
今回は、Google Storeの内容について見ていきましょう。
6月17日にニューヨークにオープン
Google Storeはニューヨークのチェルシー地区に2021年6月17日(現地時間)にオープンしました。販売フロアの面積は464.5平方メートルで高額なウエストサイドの不動産にGoogleが大きな投資をして購入したビルの中にあります。
2018年に購入したチェルシーマーケット内のビルにはGoogleのニューヨークオフィスがあり、1万1000人以上の従業員が勤務しています。Google Storeを通じて実店舗の可能性を探求する目的があり、「多数のお客様と会ってストアでのフィードバックをいただくことを楽しみにしている」とコメントしました。
ハードウェアの販売、修理、ピックアップなどが可能
Google StoreではPixelシリーズやFitbit、Nestシリーズなどのハードウェアの販売だけでなく、オンラインのGoogle Storeで購入した製品のピックアップも可能です。
また、例えば画面の割れたPixelなどの故障した製品の持ち込み修理や、エキスパート店員によるアドバイス、ワークショップなども提供されます。
店内のレイアウトは体験型の設計となっており、実際にGoogle製品を試しながら購入を検討できる作りです。現在はコロナ禍であるため、顧客数の制限や定期的な店舗の清掃、マスクの着用、店舗内での消毒などの安全面にも配慮されており、試験運用では50人前後のストアスタッフがトレーニングを積みました。
ニューヨーク市はコロナの感染終盤期の対応をとっているため、Googleの標準的な安全対策の維持対応によって安全に利用できるでしょう。
Apple StoreのようにGoogle Storeも展開する可能性がある
Apple社は同社製品を体験できる店舗としてApple Storeを世界中で展開しています。Google Storeはニューヨーク市で1店舗だけの開始となりましたが、「実店舗の可能性を探求する」という目的から同様に店舗が展開する可能性が考えられるでしょう。
日本でもApple Storeのように、Google Storeが利用できるようになるかもしれません。
〈参照〉Google、初の実店舗を今夏ニューヨークで開店へ FitbitやPixel製品を試して買える/Yahoo!ニュース