新型コロナウイルスの影響でテイクアウトやデリバリーの需要が高まるなか、さまざまな企業がテイクアウトなどへの対応を進めています。そんななか、串カツ田中ホールディングスは11月12日に、新業態となるテイクアウト専門店をオープンしました。
今回は、串カツ田中初となるテイクアウト専門店について紹介し、テイクアウト専門店が持つ強みについても見ていきましょう。
串カツ田中初のテイクアウト専門店
串カツ田中初のテイクアウト専門店は「串カツ田中TAKE 上石神井店」としてオープンしました。2020年10月に新ブランドプロジェクトが始動し、多様化する食事シーンに対応できるように立ち上げられたものです。
串カツ田中TAKEは店頭で待つこと無く串カツを持ち帰られるだけでなく、「田中のハムカツサンド」や「田中のヒレカツサンド」、弁当やコロッケ・メンチカツなどが揃えられています。
串カツ田中TAKEは、既存店舗では難しい狭小立地に出店することで、今後は1000店舗を目指すとしており、デリバリーにも対応していく予定です。
テイクアウト専門店の強み
テイクアウト専門店は少人数省スペースで、コストを抑えて運営できる点が大きな強みです。
近年は新型コロナウイルスの影響で、外出自粛や非接触ニーズの高まりなどによって中食ニーズが高まっています。また、軽減税率の存在もテイクアウト専門店の強みとなり、イートインでの税率は10%であるのに対してテイクアウトの税率は8%となるため、よりテイクアウトを利用する顧客が増えています。
串カツ田中は既存店舗でもテイクアウトに対応していますが、専門店として出店していることからも、テイクアウト専門店の強みに大きなメリットを感じていると考えられるでしょう。
テイクアウト・デリバリーの需要は今後も続くことが予想される
新型コロナウイルスの影響はワクチン接種も進んでいることもあり、少しずつ改善傾向にあると見られます。しかし、オミクロン株の存在などもあり、今後の見通しは未だ不透明です。
今後も中食ニーズは高い水準で推移すると考えられ、テイクアウトやデリバリーの需要も同様に高いままとなるはずです。また、新しい生活様式としてテイクアウトやデリバリーが定着したいま、アフターコロナにおいても完全にコロナ以前の状態に戻ることはないでしょう。
テイクアウトやデリバリーの需要は今後も続くと予想され、テイクアウト専門店の存在感は今後より一層大きくなると考えられます。