三越伊勢丹が展開するVRアプリ「REV WORLDS」にて、10月27日にバーチャルフラワーショップ「HIBIYA KADAN」がオープンしました。明治5年創業の老舗である日比谷花壇がVRの世界に登場し、VR空間に彩りをもたらします。
今回は、REV WORLDSにオープンしたHIBIYA KADANの概要について見ていきましょう。
バーチャルフラワーショップ「HIBIYA KADAN」
HIBIYA KADANでは、日比谷花壇が持つ彩りやダイナミックさをデジタルで表現したフラワーアート空間をはじめ、リアル店舗やオンラインサイトにて提供中のサービスが体験できます。
リアル店舗のスタッフと同じ服装をしたアバターが登場し、実際の店舗で接客を受けているような空間を楽しめます。HIBIYA KADANは仮想伊勢丹新宿店1階にオープンし、フラワーアート空間と併せてフラワーデザイナーと作品が紹介されるコーナーなども展開中です。
こちらのコーナーはウエディングフラワーコーディネートのトップフローリスト集団である「FCR(Flower Creation Room)」のデザイナーと作品が紹介されており、フラワーデザインや空間装飾の参考にできるだけでなく、特集ページに遷移することで指名も行えます。
また、HIBIYA KADANにはVR空間上にサイネージが設置されており、タップすることで日比谷花壇のオンラインサイトなどに遷移してサブスクリプションサービスや季節にあったおすすめの花、手入れ方法などの情報も閲覧です。
REV WORLDSが見せる未来の買い物体験
REV WORLDSは顧客体験向上のために新たなカテゴリーの拡充を目指しています。今回はコロナ禍で続くおうち時間の中で、生活をより豊かなものにするとして色と香りで癒やしを与える「花」の提案を取り入れました。
REV WORLDSでは、リリースからほぼ毎月アップデートが行われており、11月17日にはクリスマスをテーマとしたアップデートも実施されています。より充実するVR空間は、未来の買い物体験を先取りできる新たな取り組みになっているといえるでしょう。
オンラインの発達によってオンラインとオフラインの融合(OMO)は欠かせない要素となりつつあります。VRやARは仮想空間と現実空間をうまく融合させ、新たな買い物体験を実現する有効な手段です。
REV WORLDSによって展開されるVR空間は、私たちの未来の一般的な買い物体験になりえるかもしれません。