2021年10月6日に、全国に展開する寿司チェーンのはま寿司は、コロナ対策として全国546店舗でレジ前に設置している受付自動発券機のモニターを、非接触モニターに変更したことを発表しました。同様の取り組みは、はま寿司だけでなくその他の回転寿司チェーンでも行われています。
今回は、新たに導入された非接触モニターの概要と併せて、変化する回転寿司チェーンについて見ていきましょう。
全国546店舗で非接触モニターを導入
レジ前に設置される受付自動発券機は、不特定多数の顧客が触れるものであるため、特にコロナ対策が必要な部分です。そのため、直接触れずに操作できる「非接触機能」を導入することで、高まる非接触ニーズに対応しています。
非接触モニターは約7割の店舗で導入しており、注文品のみがスピーディーに手元に届くストレートレーンの拡大も順次進めています。
非接触モニターの導入は各回転寿司チェーンでも広がっている
はま寿司が導入した非接触モニターは、その他の回転寿司チェーンでも広がっています。
例えば、くら寿司では2020年10月13日に池袋サンシャイン60通り店に入店から退店まで顧客が店員と対面すること無く、寿司の提供を始めとするサービス提供を実現する非接触型サービスを導入しました。
その他、スシローなどでも非接触モニターの導入が進んでおり、回転寿司における非接触ニーズに応えるために各社が対応を完了している状況です。
回転寿司の在り方が変わっても顧客の安全を優先
回転寿司といえば、寿司がレーンに乗って回っているイメージを想像するでしょう。
しかし、昨今はコロナ対策のために寿司が回っていない店舗も少なくありません。はま寿司では席に設置されたタブレットで注文した商品を直接届けるストレートレーンの導入が進んでおり、その他各社も同様の取り組みを進めています。
これらの対策は回転寿司の在り方を変えるものですが、顧客の安全や顧客ニーズに応えるために必要不可欠な改革と言えるでしょう。はま寿司では、顧客と従業員の安全を第一に考え、体調管理・手洗い・消毒の徹底、飛沫防止の仕切り設置、マスク着用の義務化、店内と厨房の消毒実施、レジ前飛沫防止シート設置、常時店内換気などの取り組みを行っています。
はま寿司だけでなく、顧客が来店する多くの店舗で感染防止のための取り組みが実施されており、顧客の安心・安全を守り、信用を得ることが今後の店舗運営の最重要課題となるでしょう。