クックパッド株式会社と西武グループの不動産事業を担う株式会社西武プロパティーズは、食を通じた西武鉄道沿線地域の活性化を目指した施策の第一弾を2021年8月18日から開始しました。クックパッドの生鮮宅配ボックス「マートステーション」を活用したこの取り組みは、西武鉄道沿線商業施設では初めての取り組みとなります。
今回は、クックパッドと西武プロパティーズの連携内容について見ていきましょう。
西武鉄道沿線地域の活性化施策の第一弾
クックパッドと西武プロパティーズの連携第一弾は、生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受け取り場所となる生鮮宅配ボックス「マートステーション」を西武鉄道沿線の商業施設に設置することです。
今回は2つの拠点で実施されることになっており、西武池袋線東久留米駅に隣接する商業施設「エミオ東久留米」と「新所沢グリーンハイツ西武ショッピングプラザ」に宅配ボックスが設置されます。
第一弾の結果を見て、今後はさらに西武鉄道沿線の商業施設などにマートステーションを順次設置していく予定です。加えて、食のイベントなどを実施することで食を通じて西武鉄道沿線地域の活性化に取り組むこととしています。
生鮮宅配ボックス「マートステーション」を配置する目的
今回マートステーションが設置されるエミオ東久留米では、通勤や通学などの駅利用者のニーズに加え、設置場所付近に展開する駅チカ保育所「Nicot」の利用者の買い物時間短縮ニーズに対応します。
また、新所沢グリーンハイツ西武ショッピングプラザでは、同施設上部のマンション住民の非接触による買い物ニーズや、利便性の向上を目的としたものです。
クックパッドマートは街の販売店や地域の生産者から食材を直接届けるECであり、1品からでも送料無料で利用できます。普段の生活の動線に受け取り場所としてマートステーションを利用することで、より便利な買い物体験が実現できるのです。
コロナを期に買い物の在り方は大きく変わりつつある
新型コロナウイルスが流行したことで非接触ニーズが高まり、自宅から買い物ができる手段のニーズも高まりました。フードデリバリーやネットスーパーの需要の高まりは、この点にあるといえるでしょう。
今回のような宅配ボックスを生活の動線に設置することは、アフターコロナでも新しい買い物体験として受け入れられると考えられます。コロナ以前の生活に戻りつつも、デリバリーなどの新しい買い物を体験した利用者は引き続き利用することでしょう。
マートステーションのような宅配ボックスサービスは、再び変わりつつある私達の生活のなかに溶け込む新しい買い物体験を提供するサービスです。