新型コロナウイルスの影響を受け、オンライン接客サービスを展開する企業も増えてきました。そのなかで、今回はソニーストアで無料相談ができるオンライン接客サービス「リモート購入相談会」を紹介します。
リモート相談会の概要から、利用方法まで見ていきましょう。
ソニーストア直営店スタイリストにオンラインで相談できるサービス
ソニーが2020年7月13日から開始した「リモート購入相談会」は、全国5箇所のソニーストア直営店のスタイリストにオンラインで製品購入前の無料相談ができるサービスです。ユーザーは自宅にいながらパソコンやスマートフォンなどを使用し、ソニーストアのスタイリストに購入前相談が行なえます。
対象となる製品に関しては、大型テレビやスピーカー、映像音響機器、ヘッドホンなど、ソニー直営店で取り扱うすべての製品が対象です。注意点として、購入前の製品に関する相談サービスであるため、購入済みの製品の使い方や技術相談はできません。
「カメラの背面や大きさなどを確認したい」「自分の使い方に合うヘッドホンがわからない」などのお悩みを相談できるサービスとなっています。
リモート購入相談会の利用方法
リモート購入相談会を利用する際には、予約サイトから事前予約が必要です。予約サイトから希望の店舗、日時を選択し、電話・オンライン相談を選択します。相談先の店舗はソニーストア直営店の次の5つの店舗から選択可能です。
- ソニーストア銀座
- ソニーストア札幌
- ソニーストア名古屋
- ソニーストア大阪
- ソニーストア福岡天神
予約サイトのフォームから予約申請をすると、登録したメールアドレス宛に予約メールが届き、そのなかに記載されている「接続ナンバー」を使って予約時間に相談が行えるようになります。1回の相談は一人1日30分となっており、サービス利用時の通信量はユーザー負担となります。
生活様式の変化にあわせた新たな消費体験が求められる
リモート購入相談会の相談例として、自宅のテレビ設置場所をカメラで確認しながら、最適なサイズをソニーストアのスタイリストからアドバイスを受ける事例があります。壁掛けテレビの場合は、設置工事の動画を確認しながら相談することもでき、家族と一緒に話を聞くことができる点もリモート購入相談会のメリットとなっています。
新型コロナウイルスの影響により、私たちの生活は大きく変わりつつあり、生活様式の変化にあわせて販売側も変化が求められている状況です。ユーザーに対して新たな消費体験を提供することは、これからの小売業に必要なものと言えるでしょう。