小学生のなりたい職業として「YouTuber」が挙げられるようになって久しい今日ですが、近年ではライブ配信が大きなブームとなっています。新型コロナウイルスの影響によって外出を控える人々が多く、自宅にいながら簡単にコミュニケーションが取れるライブ配信が注目されているのです。
今回は、近年注目の集まるライブ配信アプリについて、押さえておくべき主要な11タイトルを紹介します。
主要「ライブ配信アプリ」11タイトル
ライブ配信は専用のアプリを利用することで配信・閲覧が行えます。さまざまなアプリが存在しますが、そのなかでも今押さえておくべき11タイトルを見ていきましょう。
No. | アプリタイトル | 説明 | MAU※ |
1 | ツイキャス | Twitterアカウントと連携して配信告知ができる配信アプリ | 約230万ユーザー |
2 | ニコニコ生放送 | ニコニコ動画の世界観を維持しながら生放送が行える配信アプリ | 約174万ユーザー |
3 | SHOWROOM | ライブ会場用のようなインタフェースが特徴の配信アプリ | 約70万ユーザー |
4 | LINE LIVE | アーティストやタレントも配信を行うLINEと連動した配信アプリ | 約65万ユーザー |
5 | 17LIVE | 台湾に本社を置くM17 Entertainmentが運営するライブストリーミング配信アプリ | 約63万ユーザー |
6 | Mirrativ | スマホだけで簡単にゲームの配信が行えるア配信プリ | 約62万ユーザー |
7 | V LIVE | 韓国の大手ポータルサイトNAVERが運営する動画配信サービス・アプリ | 約49万ユーザー |
8 | Pococha | DeNAが運営する動画配信サービス・アプリ | 約42万ユーザー |
9 | ミクチャ | 動画配信コミュニティサイト「Mixchannel」でライブ配信が行えるアプリ | 約28万ユーザー |
10 | ふわっち | 2015年から運営されている日本でも運営実績の長い配信アプリ | 約22万ユーザー |
11 | BIGO LIVE | シンガポール発の配信アプリで、全世界のユーザー数2億人を超える巨大アプリ | 約22万ユーザー |
※MAU・・・Monthly Active Users、月間アクティブユーザー数
日本ではツイキャスがMAU約230万ユーザーと飛び抜けて多いことがわかります。そのほかにも、海外製のアプリなどが台頭してきており、ライブ配信ブームを支えているのです。
ライブ配信の月間ユーザー数は増加傾向にある
ライブ配信ブームは2019年ごろから急速に拡大しており、2019年6月の合計MAUは620万人程度でしたが、2020年4月には900万人程度にまで増加しています。
新型コロナウイルスの影響で外出を自粛する人々も多く、自宅にいながら多くのユーザーとコミュニケーションをとるための手段として、ライブ配信が利用されている傾向にあると見られるでしょう。
また、これらのライブ配信アプリは有名人が配信するだけでなく、誰でも簡単に配信者になれます。そのため、多くの人が配信者としてさまざまな配信を行っており、視聴者はお気に入りの配信者のライブ配信を楽しむことができるのです。
「ライバー」を新たな職業とする人も
ライブ配信では、視聴者から「ギフティング」と呼ばれるプレゼントを受け取れます。ギフティングはユーザー課金が必要な機能であり、ライブ配信者はギフティングによって収入を得ることも可能なのです。
人気配信者になればライブ配信だけで生計を立てることもでき、「ライバー」はYouTuberとならんで近年注目される職業となっています。日本でも働き方改革によって働き方の多様性が求められており、ライバーも新たな職業として確立されつつあるのです。
〈参照〉ツイキャス・ニコ生・SHOWROOM…コロナ禍の「ライブ配信アプリ」戦国時代。主要11タイトル徹底比較/Business insider