イオンリテール株式会社は11月30日から買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」を、イオン・イオンスタイルの店舗に順次導入を開始しました。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、実店舗ではさまざまな感染予防対策に追われていますが、ジョキンザウルスはその作業負荷を軽減するための策として注目されています。
今回は、ジョキンザウルスの概要とあわせて、イオン店舗での導入事例について見ていきましょう。
自動買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」とは?
ジョキンザウルスは自動で買い物かごを除菌するための装置です。京都府に本拠地を置く株式会社ニューネクストと共同で企画・開発されました。
ジョキンザウルスは積み重ねた買い物かごの持ち手を一つずつ自動で持ち上げ、紫外線を照射して短時間で持ち手の裏側まで除菌できます。1回約12分で買い物かご60個の除菌ができ、15秒の商社で99.97%の高い除菌率を実現。
イオンリテールの各店舗では、新型コロナウイルスの感染予防対策として買い物かごやカートの取っ手、サッカー台、エレベーターのボタンなどを消毒清掃していますが、買い物かごに関しては1日あたり平均1万個もの清掃作業の負荷が課題となっていました。
今回ジョキンザウルスを導入することで、さらなる防疫対策の強化とともに買い物かごの除菌作業の省力化を目指しています。
イオンリテールの14店舗で先行導入される予定
イオンリテールが展開する店舗では、11月30日時点で「イオンスタイル京都桂川」「イオンスタイルふじみ野」の2店舗ではすでに導入済みとなっています。これら2店舗とあわせて、次の14店舗で先行導入されることが決まっており、今後はさらに多くの店舗で導入されることになるでしょう。
店名 | 所在地 | 導入予定日 |
イオンスタイル京都桂川 | 京都府京都市 | 9月29日 |
イオンスタイルふじみ野 | 埼玉県ふじみ野市 | 11月21日 |
イオンスタイル幕張新都心 | 千葉県千葉市 | 11月30日 |
イオンスタイル野田阪神 | 大阪府大阪市 | 12月1日 |
イオン浜松市野店 | 静岡県浜松市 | 12月3日 |
イオン浜松志都呂店 | 静岡県浜松市 | 12月3日 |
イオン浜松西店 | 静岡県浜松市 | 12月3日 |
イオン熱田店 | 愛知県名古屋市 | 12月3日 |
イオンスタイル上尾 | 埼玉県上尾市 | 12月4日 |
イオンスタイル橿原 | 奈良県橿原市 | 12月4日 |
イオンスタイル伊丹昆陽 | 兵庫県伊丹市 | 12月5日 |
イオン東雲店 | 東京都江東区 | 12月6日 |
イオン加西北条店 | 兵庫県加西市 | 12月8日 |
イオン津山店 | 岡山県津山市 | 12月9日 |
顧客の利便性だけでなく安全も守ることが求められている
新型コロナウイルスは終息が見えず、今後もその対応に追われる企業や店舗も多いことでしょう。今後実店舗においては、利便性だけでなく顧客の安全が求められることになります。
イオンスタイルが導入するジョキンザウルスは、顧客のさらなる安全を守るための手段としてだけでなく、従業員の作業負荷を軽減する効果も期待でき、今後はさらに多くの店舗・企業で採用されることになるかもしれません。