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飲食店のDX事例-省人化をはじめとするさまざまな課題の解決策

広報部

2022.01.13

飲食業界の大きな課題の一つとして人手不足が挙げられます。多くの飲食店で人手不足の状況が続くなか、解決策として店舗のDX化が注目されています。DXを推進する店舗では具体的にどのような施策が実施されているのでしょうか。

今回はDX化に成功した3つの事例を見ていきましょう。

予約システムの導入で省人化・顧客満足度向上-肉汁餃子のダンダダン

全国110店舗を展開する肉汁餃子のダンダダンは、2020年10月からアフターコロナに向けた店舗DX化がスタートしました。その一環として、店内席予約「GATE Reserve」やテイクアウト予約「GATEモバイルオーダー」を導入しています。

これらのシステムの導入により、店内予約やテイクアウトの情報を一元管理できるようになり、オペレーションの効率化に成功しています。情報を一元管理することで店舗スタッフの負担が軽減し、調理や接客へと集中できるようになりました。

配膳ロボットで新たな時代に対応-0秒レモンサワー仙台ホルモン焼肉酒場ときわ亭

0秒レモンサワー仙台ホルモン焼肉酒場ときわ亭では、9月1日より高槻店・船橋駅前店では配膳ロボット「Servi(サービィ)」を導入しました。Serviはソフトバンクロボティクスが提供する配膳ロボットで、高い移動性能と最大30kgの料理を一度に運べる点が特徴です。「焼肉きんぐ」や「サイゼリヤ」などの大手チェーンが導入を進めており、さまざまな飲食店で注目を集めています。

配膳ロボットを導入することで、非接触ニーズに対応しながら店舗スタッフが多くの時間を顧客対応に充てることができます。ときわ亭では配膳ロボットを「てぇてぇ」と名付け、スタッフの一員としてかわいがっているとのこと。

ビジネスチャットツールで情報共有を強化-松屋フーズHD

人気牛丼チェーンの「松屋」では、コミュニケーションツールの改善に積極的に取り組んでいます。

松屋フーズHDではビジネスチャットツール「LaKeel Messenger」を導入し、コミュニケーションの強化を実施。コミュニケーションツールを導入することで、近年問題視されるシャドーITの対策にもなり、企業全体の情報共有がスムーズになります。

松屋フーズHDでは、LaKeel Messengerを導入することで問題の早期発見や社内データの蓄積が実現可能となりました。その他にも、期間限定メニューの作り方などを本部から店舗へのトップダウンをチャットで実施することで、情報共有のスピードアップも実現しています。

〈参照〉飲食店の「DX化」、人気店の事例3選。『肉汁餃子のダンダダン』『松屋』ほか

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