株式会社フジは愛媛県を中心にスーパーチェーンを展開する企業です。そんなフジでは2015年から移動スーパー「おまかせくん」のサービスを開始しており、2021年3月26日に販売エリアを拡大することを発表しました。
この記事では、地域密着型スーパーにおける販売の取り組みについて紹介します。
愛媛県・広島県で展開する移動スーパーサービス
フジ移動スーパー「おまかせくん」は、生鮮品や毎日の暮らしに必要な品々を冷蔵設備のある車に積み込み、販売エリアを週に2回巡回するサービスです。2015年5月から開始し、愛媛県・広島県でサービスを展開しています。
そんな移動スーパーおまかせくんでは、消費者の毎日の暮らしのサポートを目的として4月2日からは「フジグラン新居浜」、4月7日からは「フジグラン三原」でサービスを開始しました。さらに、7月1日からは「フジ東予店」でのサービスも予定しており、順次サービスエリアを拡大しています。
フジ移動スーパーおまかせくんは愛媛県14店舗、広島県6店舗の合計20店舗を拠点に、34代102ルートでサービスを提供中です。
移動スーパーだけでなくネットスーパーも
フジは移動スーパーだけでなく、ネットスーパーも展開しています。フジネットスーパーは自宅からパソコンやスマートフォンなどを通じて注文でき、店舗の専属スタッフが消費者に変わって商品を選びます。選ばれた商品は鮮度を保てるように温度管理にも気をつけながら梱包され、消費者の自宅に届く仕組みです。
また、フジネットスーパーでは「留置きコース」も準備されており、自宅に不在でも商品を受け取れます。Amazonの「置き配」のように消費者・配達者の双方にメリットがある配送方法です。フジネットスーパーの留置コースでは専用のケースごと配送されるため、生鮮食品や冷凍食品が含まれていても問題なく、いたずら防止のシークレットシールがついているため安心して利用できます。
ローカルスーパーが目指すべき姿の一つ
フジ移動スーパー、フジネットスーパーは地域密着型スーパーの目指すべき姿の一つと言えるでしょう。地方では高齢者が直接店舗に買い物に行けないなどの問題がありますが、移動スーパーやネットスーパーはこのような課題が解決できる手段です。
消費者のニーズを把握し、しっかりと答えることでブランドとしての価値も高まります。