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2020年12月末に、アメリカの大手スーパーチェーンのクローガーは2021年のトレンドとなるフードキーワードを紹介しました。日本とは食文化が異なるアメリカでの話ではありますが、海外で流行した食べ物が日本でも流行することも過去には多く見られているため、参考になる点もあるでしょう。
今回は、クローガーが予測発表した7つのトレンドフードキーワードについて紹介します。
クローガーは米国の大手スーパーチェーン
はじめに、日本ではクローガーの名はあまり聞くことがありませんが、アメリカでは非常に有名なスーパーチェーンであることを簡単に紹介します。
2018年度の世界の小売業売上ランキングでは、ウォルマート・コストコ・アマゾンに次いでクローガーは4番目に挙げられるほど世界的な企業です。そのような世界的企業が公表したトレンドフードであれば、信頼性は高まるのではないでしょうか。
2021年TOP7のトレンドフードキーワード
ここからは、クローガーが公表した2021年のトレンドフードキーワードについて簡単に見ていきましょう。
1.フューチャープルーフ・フード
免疫防御から精神面の管理まで、将来において有効的・効果的な機能性を備えたフードやドリンク。
2.快適さを求める
時短調理などの利便性と美味しさの両立が実現できる、調理が簡単なコンフォートフード。
3.ケトタリアン食品
ケトタリアンはケトジェニックとベジタリアンを合わせた造語。糖質を減らして脂肪を燃えやすくするダイエットと、野菜中心の食事法を組み合わせた注目のダイエット食品。
4.グローバル・フレーバーとお気に入りレストランのレシピを自宅で再現
新型コロナウイルスの影響で自炊する消費者が増えており、自宅で旅行先やレストランの食事を再現するための商品の人気が高まっているとのこと。
5.キノコマニア
2021年はキノコがブレイクアウトする年になると見られており、キノコに関連する食品が注目されている。
6.地球のために(環境意識)
クローガーの調査では、新型コロナウイルスの影響によって消費者の35%が食品廃棄物をより意識していることに強く同意しているとのこと。二酸化炭素排出量の削減に配慮した環境にやさしい製品の選択肢が増えると予想されている。
7.フレッシュイノベーション
消費者は農産物をよりフレッシュな状態で手に入れられるように、果物や野菜をピーク時に保つための革新的なソリューションを目にする機会が多くなる。例えば、腐敗を遅らせる植物由来の保存パウダーApeelの存在や、ノークライオニオン(涙の出ない玉ねぎ)などが挙げられる。